今年もスギ花粉症シーズンも終わり、6月から舌下免疫療法導入シーズンとなります。
(ダニアレルギーの方で、スギ花粉症をお持ちでない方は1年中導入可能です。)

この度、ダニアレルギー患者様に対する舌下免疫療法に使用する薬剤をミティキュア舌下錠だけでなく、アシテア舌下錠も取り扱い開始することと致しました。
概要は以下のようになります。

アシテアダニ舌下錠取り扱い開始のお知らせ

当院では、ダニ花粉症に対する舌下免疫療法について、ミティキュア錠のみ処方としておりましたが、
この度アシテア錠の取り扱いも開始することと致しました。
ミティキュアで効果が得られない患者様を中心にお勧めさせていただきます。(もちろん未経験の方でも可です。)
ご興味のある方は、院長もしくはスタッフにお声掛けください。

【ミティキュア錠との相違点】・ミティキュア錠と比較するとダニエキスの濃度が高いため(ミティキュア10000JAU、アシテア57000JAU)、ミティキュア錠で効果が乏しい方でも、症状が緩和する可能性がございます。

・投薬終了後、効果が長く続きやすいとの報告がなされています。
※ただし現時点では、ミティキュアとの比較試験はないため、あくまで可能性となります。

【使用方法】

通常、1回に以下の用量を1日1回舌下服用します。
1日目に1錠〔100単位(IR)〕、2日目に2錠〔200単位(IR)〕、3日目に300単位(IR) と徐々に増やし(増量期)、それ以降(維持期)は1日に300単位(IR)を服用します(IR:アレルゲン活性の単位)。
適用条件・服用方法はミティキュアと大きくは変わりませんが、導入時は指定の薬局で薬をもらっていただいてから、院内で初回投与をいただく流れとなります。


アシテアダニ舌下錠開始の流れ

診察時にアシテア錠内服の希望を伝え、医師が適応を判断。
薬に関する基本的な情報をお伝えし、処方箋発行。
指定薬局で処方薬を受け取り、当日or後日院内で初回投与。
投与後、30分院内で待機いただき、副反応を確認。
基本的には、100単位→200単位→300単位と3日で増量し、その後300単位で維持。
副反応が出るようであれば、医師に相談。
投与量については、一旦減量し、それ以上の期間をかけて増量可能。
症状安定していれば、維持量にて1か月に1回の通院。
3~5年かけて投与継続。

ご興味をお持ちの方は、院長もしくはスタッフにお声掛けください。 よろしくお願いいたします。